利己的な個人の追求が、結果として社会全体の富を増大させるという魔法の法則を見出した賢者である。
「神の見えざる手」という概念を提唱し、市場の自己調整機能を神格化させた張本人。
だが、現代においてはその思想の都合のいい部分だけが切り取られ、市場の無秩序な競争や格差を正当化するための免罪符として利用されている面も。
彼が本来説いたのは単なる強欲の肯定ではなく、道徳的な基盤の上で成り立つ市場秩序であった。
本質を無視されたまま、新自由主義の守護神として祭り上げられた経済学の祖である。
アダム・スミス

« Back to Glossary Index

