【10代専用】『みんなと同じ』ができない君へ。「作者の気持ち」を深読みして0点をとった理由(第1回)

『みんなと同じ』ができない君へ。「作者の気持ち」を深読みして0点をとった理由

本記事は、ASD当事者である私が不条理な社会というクソゲーを生き抜くために脳内バグデバッグした結果をまとめたものです。
医学的・専門的なアドバイスではなく、あくまで個人の生存戦略としての記録であることをご了承ください。
――不条理な世界と互換性の無いOSから出力された、論理的且つ実戦的な検証データが、同じ仕様(アーキテクチャ)を持つあなたの脳の静寂をもたらす一助となれば幸いです。

「空気を読むのが苦手で、ちょっと理屈っぽい人」と聞くと、世間の人はどんなイメージを持つでしょうか?

「きっとプログラミングが得意なんだろうな」
「数学のテストはいつも満点なんでしょ?」

そんな風に思われがちですが、実は私、学生時代は数学が一番苦手でした。

数字を見ても全然テンションが上がらないし、天才ハッカーのような才能もありません。

じゃあ文系科目が得意だったかというと、そうでもありません。

むしろ、国語のテストに出てくる「ある定番の問題」に、学生時代はずっと苦しめられてきました。

もしかしたら、これを読んでいる君も、同じ問題でフリーズした経験があるかもしれません。

「この時の作者の気持ちを答えよ」の罠

国語のテストで絶対に出るこの問題。

普通の人(空気を読むのが得意な人)は、「主人公が悲しい目にあっているから、悲しい気持ちだよね」とスムーズに正解を書きます。

でも、私の脳内は違いました。

「作者の気持ち……?」と、文字通りに受け取り、原稿用紙に向かっている「現実の作者の脳内」をガチで推測し始めてしまったのです。

「ここで主人公を不幸な目に遭わせて泣かせておけば、読者は感動して本がバカ売れするだろうな(ニチャア)……という思惑?」
「それとも、締め切り直前で『ヤバい、早く文字数を埋めなきゃ』という焦り?」

テスト用紙を前に、本気でそう悩みました。

だって、プロの作家がただ感情のままに文章を書くわけがありません。

「読者をどうコントロールするか」という計算やテクニックがあって物語を作っているはずです。

結果として、私が導き出した深読みすぎる解答は、当然のように大きな「バツ(0点)」をつけられました。

なぜこんな間違いをしたのか? 今なら説明できる

当時は「なんで自分はいつも正解がわからないんだろう」と落ち込みましたが、大人になった今なら、なぜ自分の脳がそんなエラーを起こしたのか、ハッキリと説明できます。

私たちのようなタイプは、「人の気持ちがわからない冷たい人間」ではありません。

脳の「カメラのピント」の合い方と、「物事の見方」が周りと少し違うだけだったんです。

  • カメラのピントが「裏側」に合ってしまう
    普通の人は、物語を読むとき「全体のふんわりとした雰囲気」にピントを合わせるのが得意です。
    でも私たちは、どうしても「細部」や「そもそも誰が書いたの?」という物理的な現実にピントがクッキリ合ってしまいます。
    だから、物語の枠を飛び越えて、「現実の作者」にフォーカスしてしまったんです。
  • 物語を「感情」ではなく「仕組み」として分析してしまう
    みんなが「主人公かわいそう!」と感情移入している間、私は「ここでこのセリフを入れることで、読者を泣かせるシステムになっているな」と、物語の「設計図」を分析していました。

学校のテストが求めているのは、「作者の気持ち=登場人物の気持ちということにしようね」という、ふんわりとした『暗黙の了解』です。

でも、私の脳はそれを「仕組み」として分解してしまったため、テストを作った大人が求めている「単純な正解の枠」から盛大にはみ出してしまったわけです。

深読みしすぎる君へ

学校という場所では、この「深読みしすぎるクセ(物事を俯瞰して構造を考える力)」は、空気が読めない、ひねくれている、とマイナスに評価されがちです。

でも実はこれ、社会に出てゲームのルールが変わると、とんでもない才能(武器)に化けます。

「どういう仕組みを作れば、人の心は動くのか?」を見抜く力は、大人の仕事の世界では喉から手が出るほど欲しがられる能力だからです。

この才能の本当の使い道については、次回の記事で詳しく話します。

ーーー

あ、ちなみに。

もし今の国語のテストで「このブログを書いている時の筆者(私)の気持ちを答えよ」という問題が出たら。

正解は「このエピソードに共感してくれて、あわよくばこの記事がバズってたくさんの人に読まれてほしい!」です。

これ、テストに出たら絶対に間違えないでくださいね。

【次回予告】

「才能になるのは分かったけど、今この瞬間、学校の人間関係で疲れてるんだよ!」という君へ。

第2回:学校では「ダウングレード」しろ。でもその牙は一人で研いでおけ(次回へ続く)

【学校の「暗黙の了解」というエラーから抜け出し、独自の才能をハックするための『補給物資』】

【正解フォーマット破壊プラグイン】学校が強要する「唯一の正解」から逸脱し、自分だけの視点(ピント)を持つ脳を肯定するための思考法

学校が求める「空気(暗黙の正解)」というデフォルト設定を逸脱し、自分だけのピントで世界を捉えるあなたの特性を、「アート思考」という強力な才能として完全肯定してくれる名著です。
他人が作った「一つの正解」をなぞるのではなく、物語の構造や裏側を分析してしまうその思考回路が、実はどれほど価値のある武器なのかを証明してくれます。
13歳から読める極めて平易な仕様で、自己否定のバグを修正し、自分の「牙」を誇るための最高のパッチとなります。

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社会というクソゲーを攻略するためのデータを募集しています。あなたが遭遇した「理不尽な状況(バグ)」を教えてください。私が独自のロジックで解析・デバッグし、攻略データとしてブログで還元します。

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