本記事は、ASD当事者である私が不条理な社会というクソゲーを生き抜くために脳内バグをデバッグした結果をまとめたものです。
医学的・専門的なアドバイスではなく、あくまで個人の生存戦略としての記録であることをご了承ください。
――不条理な世界と互換性の無いOSから出力された、論理的且つ実戦的な検証データが、同じ仕様(アーキテクチャ)を持つあなたの脳の静寂をもたらす一助となれば幸いです。
これまで3回にわたり、世の中の「お気持ち社会」に潜むバグと矛盾を解剖してきた。
「人の気持ちを大切に」と言いながら、身近な相手になるほど自分のエゴを押し付ける矛盾。
外の世界で空気を読んでいるのは、単に多数派に勝てないから逃げているだけという事実。
そして、1対1のフラットな関係において、ロジックという土俵から降りて「感情」という絶対に反論できない重りを先出しし、相手を支配しようとするシステム。
なんとなく柔らかくて見栄えのいい「思いやり」という言葉の皮をめくってみれば、そこにあるのは「私を優先してよ」という自己中心的でグロテスクな同調圧力だった。
では、この真実(バグの正体)を解剖した上で、どうやってこの社会を良くしていくべきか。
結論から言おう。私には「この社会をこう変えたい」とか、「自分なりにこうありたい」といった立派な理想や解決策は、一切ない。
変わらない世界で、ただ生き抜くということ
なぜ解決策がないのか。
それは、世の中の大多数(定型発達の人たち)が、この「感情優先」というバグだらけのOS(基本ソフト)で動いているのが事実であり、それが世界の絶対的なルールとしてまかり通ってしまっているからだ。
私がどれだけ「まず事実とロジックで骨組みを作り、最後に感情でチューニングする方が、誰の心も理不尽に踏みにじらない本当の意味でフェアな関係だ」と主張したところで、彼らのOSが変わることはない。
相手が絶対的な多数派である以上、この理不尽なゲームの中で、私はこれからも生きていかなくてはならない。ただ、それだけだ。
「世界は変えられない」
「解決策はない」
そう言うと、絶望的で虚無的な響きに聞こえるかもしれない。
しかし、私にとっては違う。
知識が「心が壊れるのを防ぐ」盾になる
解決策がないのなら、なぜ私はここまで徹底的に「お気持ち社会」の構造を解剖し、言語化してきたのか。
それは、この理不尽な構造を「知識」として知っておくこと自体が、自分の心が壊れるのを防いでくれる最大の防具になるからだ。
以前の私は、身近な相手から「なんで私の気持ちが分からないの!」「私を大事にしてよ!」と感情をぶつけられるたびに、混乱していた。
言っていること(思いやり)と、やっていること(支配の強要)が完全に矛盾している。
ロジックが破綻している。
それなのに、社会のルールでは相手が「被害者」になり、事実ベースで話そうとする私が「冷酷な加害者」として扱われる。
その得体の知れない矛盾の波を被るたびに、「私が間違っているのか?」「私がおかしいのか?」と自問自答し、自分の正気が削られ、心がすり減っていくのを感じていた。
しかし、今は違う。
彼らの行動の裏にある「パーセンテージ」や「感情の先出しジャンケン」というメカニズムを知識として解剖できた今、彼らが感情をぶつけてきても、冷静でいられる。
「ああ、この人は今、50対50の天秤に『感情』という反則の重りを乗せて、私より優位に立とうとしているんだな」
「ロジックでは勝てないから、先出しジャンケンで舞台から降りて、私をコントロールしようとしているだけだ」
そうやって、相手のむき出しのエゴを冷徹な「事実」として観察することができる。
自分の境界線を守るために
相手の言葉を真に受けて「自分が悪いのか」と傷つく必要はもうない。
彼らは私を思いやっているわけでも、私が人として欠陥しているわけでもない。
ただ「自分がイニシアチブを握りたい」という動物的なエゴを、見栄えのいい言葉で包んで押し付けてきているだけなのだから。
その事実を知っているだけで、相手の「私という同調圧力」と自分の間に、明確な境界線を引くことができる。
理不尽な感情の押し付けに飲み込まれず、「それはあなたの事実であって、私の事実ではない」と、自分の心(ロジック)を守り抜くことができるのだ。
お気持ち社会は、これからも綺麗事を並べながら、矛盾とバグだらけのまま回っていくのだろう。
私はそれに迎合するつもりもないし、世界を変えるつもりもない。ただ、この「事実とロジック」という盾を持って、正気を失わずに生き抜いていく。
この思考の記録が、私と同じように「お気持ち社会」の矛盾に窒息しそうになっている誰かにとって、心が壊れるのを防ぐためのささやかな防具になればと思う。
【「感情の先出しジャンケン」というバグ攻撃を無効化し、自分の正気(ロジック)を守り抜くための『補給物資』】
【感情のシステム解剖プラグイン】人間の「お気持ち」を幾何学(数学)のように論理で解明し、受動的なダメージを無効化する哲学入門
「世界の理不尽な構造を知識として知っておくこと自体が、心が壊れるのを防ぐ最大の防具になる」という本連載の結論。
実はこれ、17世紀の哲学者スピノザが辿り着いた境地と全く同じです。
スピノザは、人間のドロドロとした感情を「幾何学(数学的なロジック)」の証明のように淡々と解剖しました。
人間が感情に振り回されて苦しむのは「その仕組み(原因)を理解していないから」であり、理屈で構造を理解した瞬間に、感情の支配から解放されると説いています。
読書初心者でもスラスラ読める平易な言葉で書かれており、「相手のむき出しのエゴを冷徹な事実として観察する」というあなたの最強の防具を、歴史的な哲学の視点から完全肯定してくれる一冊です。
【同調圧力ファイアウォール(実践編)】他者の「お気持ち」を単なる外部データとして処理し、メンタルのバグを防ぐ超・合理的な思考法
仏教と聞くと宗教っぽく感じるかもしれませんが、本書はブッダの教えを「人間の心のバグを防ぐための超・合理的なシステム設計」として解説した論理思考の入門書です。
相手が「私の気持ちを分かって!」と感情の重りを乗せてきても、それに同調(反応)せず、「あ、この人は今そういう状態(データ)なんだな」と事実だけを客観視して切り捨てる技術が詰まっています。
相手の感情と同調させられそうになった時、自他の間に強固な「境界線」を引き、正気を失わずに生き抜くための最強の実践的ハック本です。
社会というクソゲーを攻略するためのデータを募集しています。あなたが遭遇した「理不尽な状況(バグ)」を教えてください。私が独自のロジックで解析・デバッグし、攻略データとしてブログで還元します。
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