本記事は、ASD当事者である私が不条理な社会というクソゲーを生き抜くために脳内バグをデバッグした結果をまとめたものです。
医学的・専門的なアドバイスではなく、あくまで個人の生存戦略としての記録であることをご了承ください。
――不条理な世界と互換性の無いOSから出力された、論理的且つ実戦的な検証データが、同じ仕様(アーキテクチャ)を持つあなたの脳の静寂をもたらす一助となれば幸いです。
『のーぱんしゃぶしゃぶ 事件』という不条理な喜劇において、世間は事実(ファクト)を完全に無視し、自分たちが作り上げた『エロ妄想』に自ら発狂して国家機関を爆破した。
前回(第2回)では、この社会が論理ではなく、大衆とメディアによる「感情の永久機関」で動いていることを解剖した。
しかし、ここで私たち論理派の脳は、さらなる絶望的な疑問に直面することになる。
なぜ定型社会(マジョリティ)の人間たちは、事実を確認する前に、勝手に「物語(裏の意図)」を作り上げ、そして嬉々として「被害者」になりたがるのだろうか?
「あいつらは論理的思考ができないバカだからだ」と切り捨てるのは簡単だ。
しかし、それは根本的に間違っている。
彼らが幻覚を見るのは、知能が低いからではない。
彼らの脳にインストールされている『定型OS(標準仕様)』が、そもそもそういうクソゲーをプレイするように設計されているからだ。
今回は、この社会を理不尽なエラーだらけにしている「感情OSの正体」を、私たちの言葉で完全に丸裸にしていこう。
脳のバグ①:重たいファクトを捨てる「強制・省エネモード」
そもそも、私たちのように「Aという事実があり、Bというルールがある。だから結論はCだ」と、一つ一つのファクト(ソースコード)を独立して読み解くプロセスは、脳のメモリ(CPU)をバチクソに消費する。
定型OSは、社会という巨大なマルチプレイを高速で回すために、この燃費の悪い思考プロセスを極力スキップする仕様になっている。
つまり、「空気・雰囲気・過去の経験」から一瞬で結論を出す『強制・省エネモード』がデフォルトでオンになっているのだ。
「数兆円の不良債権と複雑な金融スキーム」という事実は、彼らの脳にとってはデータが重すぎて処理落ち(フリーズ)してしまう。
だからスルーする。
一方で「ノーパンの店で接待」という記号は、データ容量が極めて軽い。
だから一瞬で読み込み、「こいつらは悪だ!」というラベルを貼って処理を完了させる。
彼らが事実を無視するのは、真実を知りたくないからではない。
脳の熱暴走を防ぎ、爆速で社会を回すための「優秀な手抜き機能」がバグを起こしているだけなのだ。
脳のバグ②:存在しないストーリーをでっち上げる「裏設定の自動生成」
ではなぜ、彼らは単なる「おじさんたちがアホな店に行った」という事実に、「これは国民への裏切りだ!」「裏で巨大な性的癒着があるに違いない!」という存在しない物語をトッピングしてしまうのか。
それは、定型OSのバックグラウンドで常に動いている「裏設定の自動生成アプリ」が暴走しているからだ。
論理優位の私たちは、目に見える事実(ファクト)をそのまま受け取る。
しかし定型OSは、社会で生き残るために「他人が何を考えているか(空気)」を常に予測し続ける必要があるため、このアプリが常時フルオートで稼働している。
この機能が過剰に出力されるとどうなるか。
「何の意味もない単なる出来事」に対してまで、勝手に「隠された意図」を読み取ろうとし、ありもしない行間を過剰にレンダリングしてしまうのだ。
彼らは息を吐くように物語をでっち上げ、そして自分が自動生成した「妄想のストーリー」の方を、物理的な事実よりも優先して真実だと思い込んでしまうのである。
脳のバグ③:「被害者ポジション」という名の正義のヒーローごっこ
そして最大の謎が、「なぜ彼らは実害ゼロの出来事に対して、自分たちは傷つけられた『被害者』だと騒ぐのか?」という点だ。
定型社会というゲームにおいて、最大の生存戦略は「集団の維持(同調)」である。
そして、最も手っ取り早くプレイヤー同士の結束力を高める魔法のツールこそが、「共通の敵を作り、みんなで被害者ポジションを取るというレイドバトル(協力プレイ)」なのである。
「極悪非道な官僚(悪) vs 踏みにじられた私たち(被害者)」という構図を作り上げることで、彼らの脳内には「悪に正義の鉄槌を下す」という強烈な快楽物質(ドーパミン)がドバドバと分泌される。
つまり、彼らは怒っているのではない。
事実などどうでもよく、「みんなで被害者ポジションに立ち、正義を振りかざして一体感を得る正義のクエスト報酬(合法ドラッグ)」を貪り食っているだけなのだ。
結論:パッチ当ては無駄である。ハードウェアが違うのだから。
ファクトを捨てる「省エネモード」、妄想を膨らませる「裏設定の自動生成」、そして被害者ポジションによる「ドーパミン報酬」。
これらが複雑に絡み合った結果出力されるのが、「数万円のスケベに国中が発狂する」という特大のバグである。
これが、彼らの「標準OS」の仕様だ。
だから、私たちがいくら「実害の数字(ソースコード)を見ろ」「論理的におかしいだろ」と正論の修正パッチを当てようとしても、彼らが目を覚ますことは永遠にない。
WindowsのパソコンにMacのソフトを無理やりインストールしようとするくらい、無意味な努力だ。
この社会は、最初からファクトではなく「感情と妄想」で動くようにプログラミングされた、クソゲーなのである。
——と、ここで諦観の溜息をついてアプリを落としてもいいのだが、話はこれで終わらない。
この「のーぱんしゃぶしゃぶ」で完成した、定型OSの脆弱性を突いて大衆を発狂させる『モラル・ハッキング』の手法は、四半世紀が過ぎた令和の今もなお、日本の中心で絶賛稼働中だからだ。
次回、最終回となる【第4回】
現代の国会やメディアを徘徊する「のーぱんしゃぶしゃぶの亡霊」の正体と、ついにこの世界のバグに気づき始めた私たち「観客(デバッガー)」の生存戦略について語ろう。
社会というクソゲーを攻略するためのデータを募集しています。あなたが遭遇した「理不尽な状況(バグ)」を教えてください。私が独自のロジックで解析・デバッグし、攻略データとしてブログで還元します。
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